泊発電所など、オフサイトセンター変更

2015年7月22日

北海道電力泊発電所、北陸電力志賀原子力発電所、四国電力伊方発電所のオフサイトセンターが、原子力災害対策指針で発電所から5キロメートル圏内のPAZ(予防的防護措置を準備する区域)に位置することから、福島第一原子力発電所事故の経験を踏まえ、圏外の場所に機能を移すこととなった。原子力災害特別措置法に基づき、内閣府原子力防災担当より7月22日の規制委員会定例会合で、変更について意見照会がなされたもの。
東日本大震災では、福島第一原子力発電所事故発生により、オフサイトセンターの建物内部の放射線が高くなったことなどから県庁に機能を移転し、宮城県でも、津波により建屋が損壊しオフサイトセンターが使用できなくなった。これらの経験を踏まえ、新しく指定されるオフサイトセンターは、泊発電所で南東約10.4キロメートル、標高約50メートル、志賀原子力発電所で南東約8.7キロメートル、標高約20メートル、伊方発電所で南東約24キロメートル、標高約200メートルの場所に移されるほか、代替候補施設も2か所ずつ設けることとなった。