関西広域連合と近畿2府8県、原子力災害時の放射線被ばく防止で包括協定を締結

2015年8月19日

 関西広域連合は8月17日、大規模広域災害時の広域避難に備え、放射線被ばくの防止と、二次避難先の早期確保のそれぞれについて、近畿2府8県(福井、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島)の関連団体と包括協定を締結した。
 放射線被ばくの防止については、近畿2府8県の放射線技師会(10団体)と日本診療放射線技師会との間に協定が締結され、原子力災害時における住民の汚染スクリーニング、除染業務の指導・実施などに関する協力を主な内容としている。
 また、大規模災害時における民間賃貸住宅の提供について、近畿2府8県の宅建業協会(10団体)他との間に協定が締結され、発災時の被災者への利用可能な空き家情報の提供、住宅の斡旋などに関する協力を定めている。