東京電力、三菱重工など5社が福島復興に向けて石炭ガス化複合発電プロジェクト推進へ
東京電力、三菱重工、三菱商事、三菱電機、常磐共同火力の5社は8月19日、福島復興に向け、広野火力発電所(広野町)と常磐共同火力勿来発電所(いわき市)に、それぞれ約54万kWの石炭ガス化複合発電(IGCC)プラントを1基ずつ建設・運用するプロジェクトの推進について基本合意書を締結した。本プロジェクトは、従来型石炭火力発電よりも高効率でCO2削減にも貢献するIGCCプラントの整備を通じ、福島県の経済再生を後押しする産業基盤や雇用機会を創出するとともに、クリーンコールテクノロジーの技術で世界を牽引していくことを目指すもの。
今後、合意に基づき5社は、「福島復興電源コンソーシアム」として、地元を始め国や自治体などの協力を得ながら、2020年代初頭の運転開始に向けて本格的な検討を進めていく。