服部特任フェローが外国特派員協会で日本のエネルギー事情と原子力の役割について講演

2015年10月6日

HattoriFinalCIMG1582 10月5日、原産協会の服部拓也特任フェロー(=写真中央)は、外国特派員協会からの招請を受けて、昼食懇談会で講演を行った。
 これは、かねてより外国特派員協会では、福島第一原子力発電所事故後の日本のエネルギー事情と原子力の役割について、会員から高い関心があるとのことで服部特任フェローに講演依頼があったもの。
 講演では、日本のエネルギー事情について、原子力開発草創の時代からどういう変遷を経てきたか、その背景などについて概略を説明。さらに、福島事故ならびに事故から得た教訓がどのように原子力行政に反映されてきたか、現在行われている原子力規制委員会の審査と再稼働の進捗状況、さらにそれらを巡る世論の動向などに触れた後、世界のエネルギーと原子力情勢について、将来見通しを含め説明がされた。
 講演後は、活発な質疑応答が行われ、再稼働が進むなか、建設中の3基の原子力発電所の見通し、プルトニウム利用の将来、福島事故での東京電力の対応、放射性廃棄物の問題、さらに緊急時における避難計画についてなど多様な質問がだされた。