原産協会 高橋理事長ブリーフィング 研究炉停止の長期化は大きな損失に
高橋明男原産協会理事長は10月22日のプレスブリーフィングで、2日に発出した試験研究炉の早期運転再開を求めるメッセージについて、原子力規制委員会に対し、停止の長期化が基礎科学研究や原子力人材育成に大きな損失をもたらすとして、被規制者と認識を共有しながら最適な審査の在り方を探る意識を持って柔軟に取り組んでいくことを求めた。
質疑応答では、日本メーカーの海外事業の可能性についての問いに対し、中国やロシアなどが国を挙げて原子力産業を売り込んでいる中で、日本が対抗できるとしたら技術力であると言及。加圧水型(PWR)にも沸騰水型(BWR)にも対応できる強みを活かすとともに、新しい技術を開発していくことも大事だとした。