二階日本インドネシア文化経済観光交流団長がジョコ大統領表敬 輸入規制撤廃求める

2015年11月25日

 日・インドネシア両国間の友好関係の一層の強化のための「日本インドネシア文化経済観光交流団」団長としてインドネシアを訪問中の二階俊博日本インドネシア国会議員連盟会長(自民党総務会長)は11月23日、ジョコ・ウィドド大統領と懇談を行った。ジョコ大統領は22日、ASEAN関連首脳会議が行われたマレーシアで安倍晋三首相と会談しており、日本は質の高いインフラ整備などで協力していく考えを述べている。
 二階団長は、インドネシア国内のインフラ整備や農業分野に関し、要請があれば喜んで協力したいと述べた。また、インドネシアが放射性物質の規制等日本産食品に対して行っている輸入規制について、早期の緩和および撤廃を要請した。
 ジョコ大統領は、日本が2014年12月よりインドネシアIC旅券を所持するインドネシア国民に対する事前登録制によるビザ免除を開始したことに対し感謝を述べるとともに、今回の訪問団が友好関係促進に貢献することを確信すると述べた。
 またジョコ大統領と二階団長は、津波対応の重要性について一致した前回の会談の後、国連で11月5日を「世界津波の日」と制定するという日本の提案に対して、124か国が共同提案国として名を連ねていることなどを確認した。
 同日夜には、日本からの交流団に加えてジョコ大統領をはじめ9名の閣僚などインドネシア政府要人、インドネシアで合流した日本人およびインドネシア人等計1,200人以上の両国関係者が一堂に会した「交流の夕べ」が盛大に開催された。