「量子科学技術研究機構」発足に向け、放医研と原子力機構がディスカッション

新法人は、放医研と原子力機構からそれぞれ400~500名が集結し約900名で発足する見込みだが、放医研の放射線防護研究センター副センター長の島田義也氏は、日立グループのCMソング「日立の樹」を場内に流し、多様な人材が集まり協力し合い、新しい研究成果を創出していくシナジー効果に期待をかけた。さらに、原子力機構の量子ビーム応用研究センター長の伊藤久義氏も、高崎研究所で行われている量子ビームを活用した革新的材料創製技術の成果を紹介した上で、「力を合わせて未来に役立つ製品を作っていきたい」と意欲を示した。
また、広報戦略に関して、原子力機構の関西光科学研究所長の内海渉氏は、最近のレーザーによるトンネル検査技術開発の成果が広くメディアで取り上げられたことに触れ、「『守り』から『攻め』へ」、「『見える』から『見せる』へ」などと、新しい研究分野の開拓とともに、積極姿勢に転換していく考えを述べた。
一方で、原子力機構の核融合研究開発部門副部門長の森雅博氏は、核融合エネルギー開発に伴う技術波及効果が拡大することに期待しながらも、統合に伴うマネジメントの難しさを課題に掲げ、今後2法人が情報交換を十分に行っていく必要を指摘した。
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