岡山大学・津山中央病院共同運用「がん陽子線治療センター」開設記念式典を挙行

2016年3月29日

 岡山大学と津山中央病院は3月20日、津山中央病院敷地内で共同運用する中国・四国地方初の陽子線治療施設「がん陽子線治療センター」開設記念式典を開催した。津山中央病院を運営する浮田芳典津山慈風会理事長をはじめ、津山中央病院の藤木実篤病院長、森田潔岡山大学学長、金澤右岡山大学病院副病院長ら、関係者約150人が出席した。
 森田学長は祝辞で、「今後は外国からの患者や医療従事者、研究者を呼び込む活動にも協力していきたい」と意欲を見せた。
 岡山大学病院は「放射線治療・陽子線治療外来」を、津山中央病院は「陽子線治療外来」をそれぞれ2016年1月から開設。すでに陽子線治療の適応判断など治療の受け付けを開始しており、がん陽子線治療センターでの治療開始は4月中旬以降からを予定している。