2014年度エネルギー需給実績(確報値)が発表

2016年4月18日

 資源エネルギー庁は4月15日、2014年度のエネルギー需給実績(確報値)を発表した。
 それによると、最終エネルギー消費は、前年度比3.2%減で、震災後の省エネの進展などにより4年連続の減少、一次エネルギー国内供給は、前年度比3.2%減で、原子力発電所の全基停止により原子力の比率はゼロ、石油の比率は同1.3ポイント減、天然ガスは1.0ポイント増、再生可能エネルギー(水力含む)は同0.5ポイント増となった。
 原子力を国産とみた場合のエネルギー自給率(一次エネルギー国内産出/一次エネルギー国内供給)は8.5%で2005年度以降最低となる一方、化石エネルギー依存度は92.5%で同最高となった。
 また、エネルギー起源CO2排出量は、前年度比3.7%減となり、震災後の原子力発電所停止の影響により、4年連続で増加してきたが、石油からガスや再生可能エネルギーへの転換、火力発電の効率化、省エネの進展などにより、過去最多だった2013年度より減少したものとみている。
 環境省は同日、2014年度の温室効果ガス排出量(確報値)が13億6,400万トン(CO2換算)で、前年度比3.1%減となったと発表した。