エネ庁、5月に地層処分に関する取組の信頼性についてOECD/NEAピア・レビュー

2016年4月22日

 資源エネルギー庁は5月下旬に、高レベル放射性廃棄物最終処分に関する取組の信頼性について、OECD/NEAのピア・レビューを受け入れる。4月22日に行われた総合資源エネルギー調査会の高レベル放射性廃棄物地層処分に関する技術ワーキンググループで発表されたもの。
 レビューチームは、地層処分技術やサイト選定に詳しい専門家ら8名で構成される予定で、主に、処分地としてより適性の高いと考えられる「科学的有望地」提示に向けた取組について、エネ庁やワーキンググループメンバーとの議論などを通じ評価を行う。
 この他、同日の会合では、12月にワーキンググループが取りまとめた「科学的有望地」の技術的議論に関する中間整理に対し、関係学会・研究機関から出された意見についても討議した。2016年内にも「科学的有望地」の提示を目指す政府方針のもと、ワーキンググループは1~4月、中間整理の学術的知見や利用する文献・データの妥当性について、地層処分技術に関連する学会や専門家から意見を求めるため、学界横断的な説明会を開催するなどしていた。