小高産業技術高等学校が来春開校

2016年5月26日

 内堀雅雄福島県知事は5月23日の会見で、小高商業高等学校と小高工業高等学校を統合して2017年4月を目途に南相馬市小高区に開校する高等学校の学校名が「小高産業技術高等学校」に決まったと発表した。この名称は、両校の生徒、保護者、教職員より公募した中から選ばれた。イノベーション・コースト構想や地域の復興に寄与する人材を育成する学校として、これまでの機械科、電気科、流通ビジネス科に加えて、環境化学コース、電子制御コース、ICTコース、経済金融コースから成る産業革新科を新たに設置する。
 内堀知事は、新しく同校が開校することは浜通りにとって重要な意味を持つとし、子どもたちや若者たちが安心して学べる環境を整備して、今後の浜通りの復興を担う産業を発展させるとともにそれを担う人材育成を進めていくことに意欲を示した。特に今後は、再生可能エネルギー分野、ロボット分野、廃炉関係などの産業が必要不可欠であることに触れ、こうした産業を担う若者を同校で育み、若者たちが小高、南相馬、浜通りで立派に育って次世代を牽引していくことに期待を込めた。