中国電力、島根1号の廃止措置計画認可を規制委に申請

2016年7月5日

 中国電力は7月4日、2015年4月に廃止した島根原子力発電所1号機の廃止措置計画の認可を原子力規制委員会に申請した。廃止措置は、解体工事準備期間、原子炉本体周辺設備等解体撤去期間、原子炉本体等解体撤去期間、建物等解体撤去期間の4工程に区分され、2045年度に完了する計画だ。
 同社では、規制委員会の認可を受け、2016年度中にも工事に着手し、2030年度からの原子炉本体等解体撤去期間開始までに、1号機に貯蔵中の使用済み燃料722体を、再処理施設へ全量搬出することとしている。
 島根1号機と同時期に廃止された他の4基(日本原子力発電敦賀1号機、関西電力美浜1、2号機、九州電力玄海1号機)については既に、廃止措置計画の認可が規制委員会に申請されている。
 また、中国電力は同日、現在規制委員会で新規制基準適合性確認の審査が進められている島根2号機について、テロなどに備えた特定重大事故等対処施設に係る原子炉設置変更許可を同委に申請した。