日本の2015年プルトニウム保有量は47.9トン 透明性確保
日本のプルトニウム管理状況について、7月27日の原子力委員会で報告された。
日本は2015年末時点において、国内外で計47.9トンのプルトニウムを保有。うち国内保管分は前年と変わらず10.8トン、海外保管分は英国への再処理委託により前年より0.1トン増加して37.1トンだった。
2016年には、高浜原子力発電所3号機と4号機の再稼働期間中に消費した分と研究用プルトニウムを米国に返還した分を合わせ、総量の約1.2トンが減る見通し。
岡芳明原子力委員長および事務局は、日本は国際的な核不拡散の枠組みの中、包括的保障措置協定や追加議定書に加え、数多くの厳しい査察も受けており、国際原子力機関(IAEA)側の要求に対して、極めて高いレベルで透明性のある情報を提供していることについて言及した。