原子力委員会 放射性廃棄物専門部会の評価報告書を委員会決定

2016年10月7日

dscf6972 原子力委員会は10月6日、放射性廃棄物専門部会が9月30日に取りまとめた「最終処分関係行政機関等の活動状況に関する評価報告書」を受領し、内容は適切であるとして委員会決定した。
 同報告書では、関係行政機関等の活動状況はおおむね適切に取り組みが進められており、個別に改善が必要な事項はあるものの、総じて明瞭性・透明性・応答性が高い水準で確保されていると評価されている。また、今後国民理解活動の継続、長期的視点を重視した取り組み、科学的有望地の提示に際して正確かつ適切な情報伝達のための慎重な検討、関係行政機関間の連携強化等が重要であると指摘されている。
 原子力委員会は、関係行政機関および実施機関等に対して、同報告書の内容を十分に尊重し、今後の取り組みに適切に反映することを求めた。阿部信泰委員は、報告書では取り組みについて基本的に適切としながらも、細かい指摘も多く含まれており、今後きちんと反映していくよう念を押した。