【短信】福島第一に自動運転バス、来春導入に向けテスト走行開始

 東京電力は11月8日、福島第一原子力発電所構内の移動効率化、車両管理の改善のため、来春を目途とする自動運転EVバス導入の検討に向け、定員15名の車両によるテスト走行を開始した。自動運転EVバスは、GPSなどで自分の位置を知り、設定されたルートを自律走行するもので、月末までに2種類の車両でテスト走行を行う。21日からテスト走行を行うもう1台は定員12名の一回り小さい車両で、2台とも走行実績があるが、大型車両の多数往来する構内で実際に運用できることが重要なことから、(1)走破性、(2)障害物検知機能、(3)利用者の受容性――などを確認する。
 テスト走行は、入退域管理棟から休憩所までの往復約1.8kmのルートで、緊急停止を行う操作員がバスに同乗するほか、曲がり角には誘導員を配備するなど、安全に万全を期して行う。
 東京電力発表資料