「PAI原子力産業セミナー2019」が秋葉原で開催、7日には大阪で
原産協会は関西原子力懇談会との共催で、原子力産業界への就職活動を支援する「PAI原子力産業セミナー2019」を3月3日、東京・秋葉原で開催した。7日には大阪でも開催予定。3日の東京会場では、来春卒業予定の学生ら259名の参加があり、各出展企業のブースにはパンフレットを手にしながら採用担当者の説明を熱心に聞く姿が見られた。
今回、東京会場の参加学生数は、福島第一原子力発電所事故後で最高となった前回2017年3月の開催時より45名の減少となったが、女子学生の参加が若干増えるなど、原子力分野への就職に対する関心の広がりが感じられた。
一方、参加企業・機関数は、東京、大阪の両会場で前回の59社を上回る延べ72社となる見込みだ。前回に引き続き、原子力発電を行う電力各社、主要プラントメーカーの東芝、日立、三菱重工業や、行政機関では原子力規制庁も参加しており、また、初参加企業は両会場合わせて4社を数えるなど、将来の原子力界を担う優秀な人材確保への意気込みが感じられた。各ブースとも原子力を専攻する学生を始め、文系も含め幅広い分野の学生で賑わっていた。
原子力人材育成ネットワーク運営委員会の委員長を務める高橋明男原産協会理事長は、「女子学生や文系の学生にもたくさん来場していただき、来場者も説明者も非常に熱心だった」と所感を述べた。