東電、福島第一燃料取り出しに向け2号機オペフロ調査状況など規制委に説明

2号機原子炉建屋オペフロを測定する遠隔無人ロボ(©東京電力)

2号機原子炉建屋オペフロ調査操作の模様(©東京電力)
この他、3号機の使用済み燃料取り出しのため現在行われている燃料取扱設備試運転中に発生したトラブルへの対応についても説明があった。これは、5月に燃料取扱設備を構成するクレーン主巻で、巻き上げ停止操作を行っていたところ、異音・煤の発生とともに制御盤が損傷したというもので、米国工場出荷時と発電所内とで異なる電源設定の確認不十分が原因だった。これを受け、クレーン復旧に向け、適正な電圧設定への修正、損傷した部品の交換などを行うほか、品質管理上の再発防止対策として、他の燃料取扱設備についても試験条件の確認を徹底するとしている。