関電がウラン濃縮に参画、仏濃縮工場の株2.5%取得(原産新聞4/2)

2009年4月6日

 関西電力は30日、仏アレバ社の遠心分離法ウラン濃縮工場ジョルジュベス?へのプロジェクト参画を発表した。双日株式会社と共同出資した現地子会社「カンサイ・ソウジツ・エンリッチメント・インベスティング社」を通じ、ジョルジュベス?工場を所有するSET社の持ち株会社であるSETホールディングズ社(アレバ社が95%の株式を保有)の発行済み株式の2.5%を取得する。日本企業が海外でウラン濃縮事業に参画するのはこれが初めて。

 ジョルジュベス?工場は、フランスのピエールラット市に位置し、2009年中に竣工する。最新鋭の遠心分離技術により、本格操業後の2016年には、年間7500トンSWUの濃縮役務を提供し、これは世界の濃縮役務需要の約13%。最終的には年間1.1万トンSWUの能力を持つことが可能とされている。