柏崎刈羽7号機が出力20%に、中越沖地震後では初送電

2009年5月22日

 東京電力の柏崎刈羽原子力発電所7号機(=写真、ABWR、135.6万kW)が5月19日午後6時59分、主発電機の仮並列により、中越沖地震に伴う停止から1年十か月ぶりに発電を再開し、約2時間後には当面の設定値である定格出力の20%にまで達した。同発電所七基のうちで復帰した初めてのプラントとなる。今後は、発電機出力を定格の約20%、50%、75%と順次に上昇させ、必要な試験・点検を実施し、本格稼動を目指す。

 今後、発電機出力を段階的に上げ、各起動プロセスで、必要な試験・点検を実施し、地震による設備の影響を確認するとともに、プラント全体の健全性評価を行い、今後の継続的な運転が可能なことを確認する。

柏崎刈羽7号機が出力20%に、中越沖地震後では初送電