わが国の原子力発電所運転速報:4月の利用率59%、志賀1が戦列復帰

2009年5月15日

 原産協会の調べによると、4月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力量202億2732万kWh(対前年同期比15.7%増)、設備利用率は58.6%と、冬の電力需要期を過ぎ、年明け以降、漸減を見せている。

 炉型別では、引き続き、PWRの利用率がBWRを大きく凌いでおり、中でも九州電力川内1号機の105.6%が顕著だ。また、北陸電力志賀1号機が11日、約2年ぶりに発電を再開、5月13日、営業運転に入った。現在、長期的に停止している発電プラントは、中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽発電所全号機となり、これら七基を除くと、設備利用率は70.7%となる。