原子炉立地指針を45年ぶり改訂へ、原子力安全委が本格検討に着手
原子力安全委員会は、「原子炉立地指針およびその適用に関する判断のめやすについて」(立地指針)の見直しに着手した。同委下の「立地指針等検討小委員会」(主査=平野光將・東京都市大学工学部特任教授)で5月27日、検討が開始されたもので、部分改訂を除き、1964年の同指針策定以来、45年ぶりのことになる。
具体的には、現行の立地指針に示される「原則的立地条件」について、シビア・アクシデント研究や確率論的安全評価手法の進展、防災に係わる法令整備等、指針策定以降の変化を踏まえて、改訂の要否・内容など、検討を行い、1年以内を目途に中間報告をとりまとめる。