保安院が柏崎7号の「健全性問題なし」、営業運転に向け一歩

2009年7月7日

 原子力安全・保安院は6月29日、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所7号機のプラント全体の設備健全性に関する評価報告書をとりまとめ、「継続的かつ安定的に運転する上で問題ない」との判断を下した。

 同日開催された経済産業省の「中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会」(委員長=班目春樹・東京大学工学系研究科教授)に報告、了承されたもので、同機は通常の営業運転への移行に向けて最終段階に入った。

 新潟県の技術委員会も5月23日に続き、7日に開催し、同7号機起動試験の評価結果について審議する。