原子力委FNCAパネル アジアで相互協力強化へ

2009年8月12日

 アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の「原子力発電のための基盤整備に向けた取組に関する検討パネル」(原子力委員会主催)が7月30、31日、都内で開催(=写真)され、日本、バングラデシュ、中国、フィリピン、インドネシア、韓国、マレーシア、タイ、ベトナムの政府機関、電気事業者ら参集のもと、原子力発電既導入国からの基盤整備の経験などを踏まえ、今後の国際協力のあり方について議論した。
 同パネルは、04年の立ち上げから、第一、第二フェーズでの計5年間の検討を踏まえ、原子力発電に関する基盤の効果的・効率的な整備について検討する第三フェーズのキックオフとして、この初会合を開いた。
 冒頭、基調講演を行った町末男・FNCAコーディネーターは、原子力発電新規導入までの活動を、調査・サイト選定、設計・建設、運転開始以降の三段階に分け、これに添った形で、検討パネルでの向こう3年間の議論に道筋を示した。

原子力委FNCAパネル アジアで相互協力強化へ