オバマ大統領来日で首脳合意 日米クリーンエネルギー技術協力

2009年11月25日

 米国・オバマ大統領が13、14日、来日し、鳩山首相との首脳会談が行われた。アジア太平洋地域での連携強化を確認したほか、気候変動、核軍縮・不拡散、エネルギー協力に関する成果文書を発出し、「建設的で未来志向の日米同盟」を深めていくことで一致した。
 首脳会談では、世界的なエネルギー安全保障と気候変動の課題への解決策を導くため、技術研究開発分野での協力的取組を拡大すべく、「日米クリーン・エネルギー技術協力」の合意がなされた。その中で、原子力エネルギーについては、「核不拡散、安全、核セキュリティを確保する方法による原子力平和利用の世界的な普及に両国が重要な役割を担う」ことを認識しつつ進められる、先進的核燃料サイクル技術、既存施設の効果的利用、耐震安全性向上技術などを含む連携が、特に協力を強化する当面の共同取組分野の1つとして掲げられた。