清水建設 放射化コンクリート、100分の1に

2010年3月9日

 清水建設は2日、今後大きな課題となってくる原子力施設解体で出てくる放射性コンクリートの分量を100分の1程度に削減できる技術を開発したと発表した。
 コンクリートが原子炉などの近くで放射化され放射性廃棄物になるのは、骨材中に極微量に含まれるユーロピウムとコバルトの金属原子に中性子が当たって、これらの元素が自ら放射線を出すようになるため。今回、放射化コンクリートの中から、ユーロピウムとコバルトを効果的に除去する技術を開発し、実用化にメドをつけたもの。