政府 温対基本法を決定 原子力推進盛り込む エネ供給とCO2削減政策を両立

2010年3月19日

 政府は12日、地球温暖化対策基本法案を閣議決定し、即日国会に提出した。同法案では、エネルギーの安定供給と温暖化ガス削減のために「原子力発電の推進」を盛り込んだものの、産業界がこぞって批判してきた国民的議論不足や国民生活への影響など、今後の国会論議や具体的な法案作りの中で、明確にしていくことなどが強く求められており、掲げた高い理想と現実社会との整合性、国際合意取り付けへの困難な道のりが予想されている。