【わが国の原子力発電所運転速報】 5月利用率62%、柏崎刈羽6好調 浜岡5の再開7月まで延期

2010年6月17日

原産協会の調べによると、5月の国内原子力発電稼働状況は、設備利用率62.1%、総発電電力量225億6487万kWh(対前年同期比3.5%増)などとなった。


東京電力柏崎刈羽原子力発電所では、7号機が4月からの定期検査に伴い月内を通じて停止したが、一方で、6号機は2月から連続して月ごとの設備利用率が103%を越す好調な運転状況を保っている。


また、中越沖地震で最も大きな揺れを観測した1号機は、3基目の復旧プラントとして、21日にプラント全体の機能試験を開始し、原子炉起動は当初、翌22日の予定だったが、原子炉給水配管の弁不具合等により、31日となった。今後、タービン起動、発電機並列後、発電機出力を25%、50%、75%、定格熱出力一定、と段階的に上昇させ、試験を実施、最終的な健全性を確認する。