六ヶ所再処理 実規模試験踏まえ ガラス溶融炉の運転方法を改善
日本原燃は15日、六ヶ所再処理施設の高レベル廃液ガラス固化建屋ガラス溶融炉運転方法の改善に係わる検討結果を、原子力安全・保安院に提出した。
六ヶ所再処理施設のアクティブ試験は現在、第5ステップ途上だが、ガラス溶融炉の流下性低下や、かくはん棒の曲がり、天井レンガ損傷などにより、中断されている。これら事象を受け原燃では、東海村にある実規模試験施設「KMOC」で、模擬廃液を用いて試験を実施してきた。
今回の検討結果では、第5ステップでの運転データ評価や不溶解残渣成分に関する調査を踏まえ、「KMOC」で実施した試験結果をもとに、ガラス溶融炉の運転方法改善をとりまとめている。