京大研究炉運転を再開 燃料濃縮度20%未満に低減 ホウ素中性子捕捉療法などで期待高まる 産官学連携し先進的研究拠点へ

2010年7月28日

京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)は、1963年に全国大学の共同利用研究所として設立され、研究用原子炉KUR、臨界集合体実験装置KUCA、電子線型加速器、Co60ガンマ線照射設備、イノベーションリサーチラボラトリなどを備えた原子力人材育成の拠点となっている。今年5月に原子炉KURが4年ぶりの運転を再開した同実験所をこのほど訪れ、中島健教授らに話を聞いた。なお、この様子は8月に原産協会ホームページで、動画でも配信予定。 (中村真紀子記者)