東電・東通1号で2次ヒア 住民から意見聞き回答

2010年8月17日

原子力安全委員会は11日、東京電力・東通原子力発電所1号機(青森県東通村、138.5万kW、ABWR)の設置に係わる第2次公開ヒアリングを東通村体育館で開催した(=写真)。発電炉の2次ヒアは、電源開発・大間発電所の05年10月開催以来。


同プラントに関しては、03年11月に第1次公開ヒアリング開催、06年9月に原子炉設置許可申請を経た後、今年4月に原子力安全・保安院の安全審査を終え、現在、安全委員会のダブルチェック審査の途上にある。工事開始は11年4月、運転開始は17年3月を計画している。


ヒアリングはまず、保安院が安全審査の概要を説明、審査に携わった専門家が立地地域住民による意見陳述に対して回答する格好で進められた。当日の意見陳述人は、東通村在住の6名、傍聴者は約140名だった。

東電・東通1号で2次ヒア 住民から意見聞き回答