東北電力 東通1号、16か月運転へ 新検査制度で11月にも申請
東北電力は15日、東通原子力発電所1号機(110万kW、BWR)の次回定期検査終了後の運転期間を、従来の13か月以内から16か月以内に延長する計画を発表した。今後、同社は11月上旬を目途に、法令に基づく保安規定の変更認可申請、保全計画届出など、所要の手続きをとることとしているが、順調に進めば、昨年より施行された新検査制度下で、運転期間が13か月を超す初めてのケースとなるものとみられる。
原子力発電所の新検査制度では、原子炉の運転期間は、プラントごとに、原子炉等規制法に基づく保安規定の認可と、電気事業法に基づく保全計画の届出が事業者に求められ、従前制度の13か月以内に加えて、18か月以内、24か月以内のカテゴリーのうち、いずれかに当てはめられることとなっている。