日本・ベトナム首脳共同声明に明記 「協力パートナーに選定」 原発2基受注に全力 官民一体でのモデルケース

2010年11月9日

 ASEAN関連首脳会議出席のため、ベトナムを訪れていた菅直人首相は10月31日、グエン・タン・ズン首相と首脳会談を行い、ベトナム南東部ニン・トゥアン省に計画される原子力発電所の建設で、「日本をパートナーとする」ことで合意した。両国間の原子力協定締結交渉も実質的合意に達しており、去る22日には電力・メーカー他計13社の出資により、わが国の原子力発電に関わる技術・ノウハウを包括的に提案する「国際原子力開発株式会社」が設立されており、今後、ベトナムでの原子力発電の導入可能性調査、同国からの受注要件を満たすなど正式受注に向けた動きが加速する。
ベトナムの第2期計画の予定サイトに正式に決まったニン・トゥアン省ビンハイ村の海岸

日本・ベトナム首脳共同声明に明記 「協力パートナーに選定」 原発2基受注に全力 官民一体でのモデルケース