【わが国の原子力発電所運転速報】 11月の設備利用率71.3%に PWRは90%の大台に達する

2010年12月3日

原産協会の調べによると、11月の国内原子力発電所の稼働状況は、設備利用率71.3%、総発電電力量250億7066万kWh(対前年同期比9.0%増)などとなった。震災時に定期検査中だった東京電力の柏崎刈羽5号機は25日、4年ぶりに発電を再開、震災からの復帰は、7、6、1号機に続き4基目。


全体の設備利用率は前月の72.3%から微減したものの、炉型別では、PWRの利用率が実に96.3%にも達した。震災で長期的に運転を停止している東電柏崎刈羽2、3、4号機、中部電力浜岡5号機の計4基を除くと、全体の設備利用率は78.6%となる。