残土レンガの加工完了 人形峠 敷設広場を観光振興に
日本原子力研究開発機構のウラン探査活動により発生した残土のレンガ加工がこのほどすべて完了した。同機構が、政府、鳥取県、同県三朝町との協定に基づき、08年から加工場で行っていたもので、昨年12月の終了時までに約145万個のレンガが製造された。ラジウム温泉地として知られる三朝町では昨秋、この「人形峠製レンガ」を敷設した広場を開設しており、ラジウム発見者のキュリー夫妻にちなみ、「三朝キュリー公園」と名付け、掘削土再利用の理解促進の他、観光振興にも一役買っている。
三朝キュリー公園で握手する吉田三朝町長(=右)と
石村原子力機構特別顧問