安全原則を明文化へ 安全委員会が検討着手 高レベル処分指針も

2011年2月14日

原子力安全委員会は3日、同委に設置する専門部会等の見直しなど、このほど改定された基本方針の推進方策について決定した。安全委員会は12月、基本方針を6年ぶりに改定しており、その中に掲げる「原子力安全の基本原則の明文化」に関する意見交換や、高レベル放射性廃棄物処分の安全審査指針策定に向けた検討にも着手する。
同委が組織する専門部会・プロジェクトチームはこれまで、原子力安全を巡る動向に合わせて適宜、新設・廃止を行ってきたが、基本方針改定の趣旨を踏まえ今回、「安全目標専門部会」を廃止し、03年に中間取りまとめを行った安全目標については、リスク情報活用のあり方とともに、その明確化に向けた検討を改めて開始することとした。