福島一・1が40年目に 東京電力 保安規定変更が認可

2011年2月14日

東京電力の福島第一1号機(BWR、46万kW)は7日、経済産業省より、高経年化技術評価を踏まえた保安規定の変更認可を受けた。これにより、同機は3月、1971年の営業運転開始から40年目以降の運転に入る。国内で40年目の運転に入るのは、いずれも福井県に立地する日本原子力発電敦賀1号機と関西電力美浜1号機に続いて3基目。
東京電力が実施した高経年化技術評価では、福島第一1号機で、60年間の運転を仮定しても、その大部分の機器・構造物は、現在の保全活動の継続で、また、一部の機器については、長期保守管理方針に基づく保全により、健全性を維持できることが確認されており、同社は昨年3月、これを踏まえた保安規定認可を国に申請していた。