【わが国の原子力発電所運転速報】 2月の設備利用率70.8%に 浜岡5が営業運転に、利用率108%超

2011年3月8日

原産協会の調べによると、2月の国内原子力発電所の稼働状況は、設備利用率70.8%(対前年同期比0.9ポイント増)、総発電電力量232億4712万kWh(同1.4%増)となった。23日には、調整運転を行っていた中部電力浜岡5号機が、国による最終検査を終了し、09年8月の駿河湾地震で停止して以来、およそ1年半ぶりに営業運転を再開し、月内の設備利用率は実に108.6%を記録した。


浜岡5号機は、06年6月に発生した低圧タービン羽根損傷の取替対応に伴い、当該箇所に圧力プレートを設置したため、定格電気出力を126.7万kWに抑えていたが、検査終了により、運転開始当初の138万kWに回復した。