保安院 公開の場で報告 事態発生後初

2011年4月11日

原子力安全委員会は、4日の定例会議で、先月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所への影響について、原子力安全・保安院より報告を受けた。国が大地震による発電所の被災状況を一般公開の場で説明するのは、震災後、初めてのこと。


保安院は、大地震に伴い、福島第一発電所で発生した原子力災害の事態の進展、収束に向けた対応状況を中心に説明するとともに、これらを踏まえ、他の原子力発電所に対し指示した緊急安全対策を述べるなどした。安全委員会では、今後も事態の進展状況に応じ適宜、同院より報告を求めることとしている。