【わが国の原子力発電所運転速報】 6月の設備利用率36.8%に 夏季需要期控え、各社節電対策強化

2011年7月7日

原産協会の調べによると、6月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力量129億5909万kWh(対前年同期比44.3%減)で、設備利用率は36.8%(同29.3ポイント減)となり、大地震の影響と、定期検査による停止も加わり、前月の40.9%からさらに下降し、電力各社各号機の稼働実績にはゼロが多数並ぶというこれまで例のない低水準となった。炉型別の設備利用率は、BWRが20.3%、PWRが60.0%。


6月中、定期検査入りなどに伴う停止も、運転再開もなく、前月末より引き続き、全54基中35基のプラントが停止するという状況となった。