安全評価実施計画 保安院が指示 安全裕度の上乗せ等確認

2011年7月22日

原子力安全・保安院は15日、原子力発電所の安全性に関する総合的評価、いわゆる欧州のストレステストを参考にした安全評価について、具体的手法と実施計画をまとめ、同日の原子力安全委員会臨時会議に報告した。今後、最終的調整を図り、1週間内にも事業者に対し指示される見通し。


同安全評価は、去る11日、枝野幸男官房長官、海江田万里・経済産業相、細野豪志・内閣府原発担当相の連名で、政府としての実施方針が発表されている。福島事故後の緊急安全対策も踏まえ、定期検査で停止している発電所を対象とした1次評価と、すべての既設発電所を対象とした2次評価からなり、いずれも事業者が実施した評価結果について、保安院および原子力安全委員会が確認する。

安全評価実施計画 保安院が指示 安全裕度の上乗せ等確認