早大主催シンポ 井川氏(読売)が訴え 「今は無理でも対話準備を」

2011年7月22日

早稲田大学は15日、東京・大久保の西早稲田キャンパスで未来エネルギーシンポジウム「東電福島原発事故とその教訓」を開き、シニアを中心に約200人が参加した(=写真)。


橋本周司・早大常任理事が開会挨拶を行い、「原子力は止めるにしても100年仕事となる。技術を社会の中でどうやって使っていくのか、先進国としてまさに日本の先進性がこれから問われる」と述べた。


福島第一原子力発電所事故の経過と課題について岡芳明氏(早大)、事故の分析と対策について奈良林直氏(北海道大学)、耐震設計審査指針の考え方と過酷事故対策について平野光将氏(東京都市大学)、放射線の健康影響について甲斐倫明氏(大分県立看護科学大学)、地元の視点から角山茂章氏(会津大学)、原子力をめぐる議論「どう対話すべきか」を井川陽次郎氏(読売新聞社)が講演した。

早大主催シンポ 井川氏(読売)が訴え 「今は無理でも対話準備を」