【わが国の原子力発電所運転速報】 7月の設備利用率33.9%に 震災影響に定検入り、かつてない低水準

2011年8月4日

原産協会の調べによると、7月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力量が123億4703万kWh(対前年同期比51.4%減)、設備利用率が33.9%(同36.1ポイント減)と、震災の影響に加えて、定期検査などによる停止プラント増により、これまでにない低水準にまで下降した。


7月は、関西電力の高浜4号機と大飯4号機が、定期検査入りに伴い停止したほか、調整運転中であった大飯1号機も16日に、トラブルにより手動停止した。


一方、運転再開はなく、東日本大震災後、設備利用率は下降の一途をたどり、7月末時点で、54基中、38基のプラントが停止状態となっている。