ベトナム首相が熱望 日本からの原子力輸入 福島事故後も方針変えず

2011年11月4日

来日したベトナムのグエン・タン・ズン首相(=写真左)と野田佳彦首相が10月31日、首相官邸で日越首脳会談を行い、日越共同声明と「ベトナムの原子力発電所建設に係る協力に関する日越政府間の文書」などに署名した。ズン首相は会談で、3月の東日本大震災で福島第一原子力発電所事故が引き起こされた後も、日本の高い原子力技術の活用について引き続き大きな期待を表明し、野田首相も「福島第一原子力発電所事故の経験と教訓を共有しつつ、ベトナム政府の意向も踏まえて、高い水準の原子力安全が実現されるよう、ベトナム側と引き続き協力していく」と述べ、日本政府として、原子力輸出政策を今後も推進していくことを表明した。

ベトナム首相が熱望 日本からの原子力輸入 福島事故後も方針変えず