ストレステスト審査開始 保安院 事業者報告受け意見聴取

2011年11月18日

原子力発電所の安全性総合的評価、いわゆる「ストレステスト」に係る意見聴取会の初会合が14日、経済産業省で開かれた。原子力安全・保安院が、事業者から評価結果について報告を受け、審査するプロセスの一環。原則として、公開で行われる。

ストレステストは、福島事故を踏まえ、想定を超す事象に対する建屋、系統、機器等の安全裕度を評価するもので、7月の保安院による実施方針の公表・指示を受け、初回会合の時点で、事業者から評価結果が報告されているのは、定期検査中のプラントを対象とした1次評価で、10月28日に公表された関西電力大飯3号機の1件のみ。