【わが国の原子力発電所運転速報】 11月の設備利用率20.1%に 厳冬季前に、各社工夫の節電PR

2011年12月9日

原産協会の調べによると、11月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力量70億9241万kWh(対前年同期比71.7%減)、設備利用率20.1%(同51.2ポイント減)で、10月に自動停止した九州電力の玄海4号機が再開したため、10月の設備利用率18.5%よりわずかに上昇したものの、依然として低水準にある。

一方で、同1号機が12月1日に定期検査入り、また、関西電力美浜2号機が8日に加圧器系統のトラブルにより停止したため、同日時点で、国内で運転中の発電炉は8基にとどまるなど、多くのプラントが戦列を外れる状況となっている。11月2日に復帰した同4号機は、12月25日より定期検査が予定されている。