国内原子力発電所全50基が停止、42年ぶり

2012年5月13日

日本に50基ある原子力発電所のうち唯一運転を継続していた北海道電力の泊3号機(PWR、91万2000kW)が定期検査のため5日午後11時3分、送電を停止した。

日本原子力発電の東海発電所(現在廃止措置中、GCR、16万6000kW)が日本で最初の商業原子力発電として1966年7月25日に営業運転を開始し、次いで同社・敦賀原子力発電所1号機(BWR、35万7000kW)が70年3月14日に営業運転を開始した二基体制のとき、東海発電所の第三回定期検査中に敦賀発電所1号機が湿分分離器点検のために停止した70年4月30日から5月4日以来、42年ぶりに運転中の原子力発電所からの送電がなくなった。