【原子力発電所運転速報】 泊3定検、運転中プラントはゼロに 盛夏電力需要控え、節電対策も

2012年6月8日

原産協会の取りまとめによると、5月の国内原子力発電所の稼働状況は、北海道電力泊3号機の1基のみの運転で、総発電電力量1億471万kWh、設備利用率0.3%となった。同機は5日より定期検査入りし、他も再稼働ができないことから、現在、国内すべての発電プラントが停止している状況だ。


盛夏電力需要期を控え、再稼働に向けた議論が高まっているが、そのハードルとなるストレステストは、6月4日時点、計22基について、事業者からの1次評価報告が原子力安全・保安院に提出されており、そのうち、関西電力の大飯3、4号機と四国電力の伊方3号機が、同院による評価を終了している。さらに、原子力安全委員会による確認も完了しているのは、大飯3、4号機の2基となっている。


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