「コミュニケーション不足 なかった」 民間事故調、細野補佐官詳述を公表

2012年8月2日

財団法人「日本再建イニシアティブ」(理事長=船橋洋一・朝日新聞社元主筆)の「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調、委員長=北澤宏一・前科学技術振興機構理事長)は2月末に、調査・検証報告書を発表したが、このほど同財団のホームページ上に、事故当時の海江田万里経産相、福山哲郎・官房副長官、細野豪志・首相補佐官(現原発事故担当相)、枝野幸男・官房長官(現経産相)、菅直人首相の5人の政治家のヒアリング内容を詳細記述した記録文書を掲載した。

このうち、国会事故調査会では公開の場で、海江田、枝野、菅の3氏の参考人聴取は行ったものの、福山、細野両氏は政府組織のトップではなかったことから、ヒアリングは非公開の場で行われていた。今回、初めて両氏の証言内容(福山氏は昨年10月29日、細野氏は同11月19日に聴取実施)の詳細が明らかになった。

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