現実路線重視の自民党が大勝 安倍元首相返り咲き 自公で衆院3分の2以上 エネ基本計画や日米原子力協力 民主党路線の修正課題

2012年12月19日

第46回衆議院選挙が16日行われ、与党・民主党が大敗し、自民党が3年3か月ぶりに与党として返り咲くことが決まった。

即日開票の結果、自民党は前回選挙公示前議席300議席に迫る293議席、今回選挙前の119議席の約2.5倍の議席獲得となった。これに公明党の30議席(今回選挙前は21議席)を加え323議席を確保、衆院の3分の2の320議席を超え、安定した政権与党を構成することになった。

民主党は今回選挙前の230議席が57議席と4分の1に激減。主な現職閣僚の藤村修・官房長官、城島光力・財務相、樽床伸二・総務相、田中真紀子・文科相ら8閣僚と、仙谷由人・元国家戦略相、鉢呂吉雄・元経産相、川端達夫・元文科相、小宮山洋子・元厚労相、福島事故直後に当時の菅首相とサイトに同行した寺田学・元首相補佐官らも落選した。

<後略>