震災以来初の建設再開 大間発電所 運転開始時期は「未定」

2012年10月4日

電源開発は1日、大間原子力発電所(青森県大間町、138.3万kW、ABWR)の建設工事を再開することを発表した。11年3月の東日本大震災発生に伴い、本体工事が休止されていたもの。


大間発電所は、初装荷時からMOX燃料を利用するプルサーマル発電炉で、運転開始後、段階的に全炉心までMOX燃料の装荷割合を増やしていくフルMOX―ABWR設計となっている。08年4月に国から原子炉設置許可を取得し、同5月に着工、11年3月時点での総合進捗率は37.6%に達し、同年冬頃にも原子炉圧力容器つり込みが見込まれていた。運転開始は震災前には、14年11月を予定していたが、現時点では未定となっている。


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建設中の原子炉建屋(10年12月)(=写真左)

大間発電所完成予想図(=写真右)

震災以来初の建設再開 大間発電所 運転開始時期は「未定」